研修医ブログ

研修医が綴る、東医療センターでの日々のひとこま。
現役研修医がその時、その場で感じた生の声をお届けします。

新着記事

救外日誌2022.07.25

2022年7月

7月〇日(1年生)
初の3次救急当直だった。
下血の人がいきなり大量の吐血をした。
あっけにとられて何もできなかった。悲しかった。

7月〇日(1年生)
小児当直デビューです。
発熱ばっかりです。コロナも再燃しているので気を引き締めて診療に挑もうと思いました。

7月〇日(1年生)
性的虐待疑いの症例を経験しました。
問診や診療の結果おそらく違うとの判断になりましたが、何気ない情報や仕草、身なりなどから疑う事が重要であると学びました。

7月〇日(1年生)
小児の感染症(RS、突発性発疹、クループなど)はあらかた見ることができたので、有意義だったなと思います。
病棟でも食物アレルギーやファイバーなど、おなじみのものからMAG3シンチというスーパーレア検査も見学できたので良かったです。

救外日誌2022.06.29

2022年6月

6月〇日(1年生)
卒中ではNIHSSはじめてつけました。
認知症があったので評価し辛かったです。
脳血管の名称は分からないとダメなんですね、勉強します。

6月〇日(1年生)
熱中症疑いがじわじわ来ていて、季節を感じます。
飲水できているか、尿は出ているか、食事はとれているか、今日どこでなにをしていたか(屋外・内・クーラーついていたか)など聞く事決めて臨むべきだと思いました。

研修医ブログ2022.06.02

初期研修2ヶ月経過

皆様ごきげんよう。初期研修医1年目のYと申します。
閲覧いただきまして誠にありがとうございます。
私はこの4月から内科を回っていて、早いことにもう2ヶ月が経ちました。
まだまだ不慣れですが毎日精一杯頑張っています。

内科の1日のスケジュールを簡単に紹介させていただきます。
朝8時45分に全体で朝礼を行い、当直の報告やその日の連絡事項、勉強会のスケジュールを確認します。
終わったら各自担当患者さんのもとへ会いに行き、問診したり身体診察を行い、全身状態や検査の結果を確認したあと、各自の指導医へ上申して処方や検査などのオーダーを出します。
処置がある際には一緒に行ったり、内視鏡やERCPなどの検査を見学したりもします。
ひと段落したらカルテを書いて、夕方にもう一度指導医の元に行き、その日に行った検査の結果を報告したり翌日の点滴などがきちんとオーダーできているかを確認して、業務終了となります。

また週2で班ごとのカンファレンスがあり、班全体で病棟の患者さんの経過を共有して、分からない事や今後の治療のことなどを相談したりします。
毎週火曜日には教授回診があり、新しく入院した患者さんの現病歴や入院後経過を教授にフルプレゼンテーションします。
私は現在消化器班所属ですが、神経・糖尿病・血液など異なる分野の症例を受け持つこともありました。

足立医療センターの内科には各分野のプロフェッショナルの先生方がいらっしゃるので、例えば膵炎の患者さんが高血糖になったというときも、すぐに糖尿病の先生に血糖コントロールのこと等相談できるのが強みだなと思います。
また診療科同士の垣根が低いので、併存疾患についてやこれまで飲んでいたお薬のことなどでも、気軽に他科の先生にご相談できるのがとてもいい環境だなと思っています。

どの先生方も頼りになる存在ですが、1年目からすると最も頼りになるのは2年目の先生だなと思います。
カルテの使い方、紹介状の書き方など事務的な事はもちろん、動脈採血や血液培養など各種手技を行う際に自分1人では不慣れであったり不安な際にはいつでも助けてくれます。
特に点滴当番といって、外来でいらっしゃった患者さんの点滴ラインを1年生が入れるというシステムがあるのですが、最初はうまくできなくて戸惑ってしまうので、「点滴ヘルプお願いします!」と連絡すると嫌な顔せず駆けつけてくださる2年生がほとんどで本当に頼りになります。

また当直でも2年目の先生とペアで入るのですが、最初は何をすればいいのか全く分からずただその場で立ち尽くすことしかできませんでした。
しかしそんな私の姿をみてすぐ「検査のオーダー一緒にやってみよう!」「こういう病気かもしれないからこの身体診察やってみよう!」とすぐフォローしてくださるので安心して当直に臨めます。

もう来年のことを考えるのは時期尚早かもしれませんが、私も1年後には力をつけて、私が今フォローしてもらっているように、新しく入った1年目の先生をサポートできるようになれればなと思います。
それまで日々自己研鑽に励みたいと思います。

写真は同期で作ったお揃いのスクラブです。僭越ながら私がデザインさせていただきました!

救外日誌2022.06.01

2022年5月

5月○日(2年 成人担当)

ただの頭部外傷かと思ったら、急にショックバイタルになって焦りました。

5月○日(1年 成人担当)

手技はまだ一人でこなせないですが、流れややることは分かるようになってきました。
早く一人でさばけるようになりたいです。

頭部外傷の症例をたくさん見ることができ、とても勉強になりました。

研修医ブログ2022.05.02

初期研修は学びが一杯

こんにちは。一年目研修医のKです。

初期研修が始まって一ヶ月が経とうとしています。私の研修は消化器外科から始まりました。

基本的には手術の助手に入り、手術のない日は注腸検査やCVポート挿入の助手、病棟管理のお手伝いという形で学ばせて頂いています。外科は国試対策だけでは勉強が足りていない部分が多く、特にオペの内容をオペ中にしっかり理解できるようになるのに苦労しました。手術を理解するには、手順だけでなく外科目線の解剖知識が重要でした。この解剖知識がないと視野が狭い腹腔鏡手術ではただ真っ赤な組織をかき分けているようにしか見えないからです。解剖知識が身に付いてきて徐々にオペの内容が理解できるようになると、同じ疾病・術式でも、患者さんの全身状態や既往によって大きく違いが出るということにも気づけるようになりました。当初は腹腔鏡の方向さえ分からない状態でしたが、上級医の先生方が丁寧に指導してくださったおかげで少しずつ自分の成長を実感できています。尊敬できる先生方に囲まれて、これからの研修生活も楽しみです。

 

写真は、私の院内PHSです。

救外日誌2022.05.01

2022年4月

4月○日(2年 成人担当)

1年生との初当直にも関わらず、たくさんの患者さんが来ました。
早速、ルートをとったり、CT・MRIに行ってくれたり大活躍でした。

肺炎の人を救外でみました。入院適応があるか、A-DROPスコアで判断しました。

4月○日(1年 成人担当)

気合十分でのぞんだ初患者さんは、ルートがうまく取れませんでした。
先輩は終始優しく、色々なことを教えて下さったので、感謝です。

消化器、脳外、循環器と盛沢山で、鑑別・手技の勉強になりました。
脳卒中は初めてでしたが、上級医の先生が一から教えて下さいました。
外傷は、ステープラーをやらせていただきました。
しっかり押さえてパチッときめるのがコツだそうで、うまくできるように精進します。

救外日誌2022.04.01

2022年3月

3月○日(2年 成人担当)

指の挫創、ブロック、洗浄、縫合の一通りの対応が出来るようになっていて、
少し自信につながりそうです。
救急外来当直では、沢山の症例がみられてとても勉強になりました。

3月○日(1年 成人担当)

形成の先生が、3月3日に行った1年次の糸結び縫合コンテストの事を覚えて下さっていて、
当直の際にフィードバックをくれて嬉しかったです。
2年次選択科目で研修する時までに、さらに練習しようと思います。

脳卒中の人、急に意識レベルが落ちて挿管になりました。
ERで挿管までになった症例は初めてでした。
今回の経験を今後活かしていきたいです。

救外日誌2022.03.01

2022年2月

2月○日(2年 成人担当)

脳外の先生に被殻と視床の位置について教わりました。
熱心に教えて下さる上級医にすぐに相談できるのが、当院の良いところです。

2月○日(1年 成人担当)

ATP急速静注で心臓を止めて不整脈をなおすのは、机上でも乱暴なイメージにびっくりましたが、
実際に見てますますびっくりしました。

呼吸器外科や、泌尿器、脳神経外科と様々な患者さんがいらっしゃり、
トロッカーを入れるところや、膀胱瘻を作るところなど、色々な手技を見ることが出来ました。

救外日誌2022.02.01

2022年1月

1月○日(2年 成人担当)

足立の新病院に移転して初めての当直に、雪が降りました。
新病院はブースが広くなり、エコーや心電図が取りやすくなりました。

1月△日(1年 成人担当)

トルーソー徴候を初めて実際に見ました。
患者さんも自分の手が勝手に動いているのを不思議に思っていました。

脳卒中が深夜に4件来ました。

救外日誌2022.01.06

2021年12月

12月○日(2年 成人担当)

若年男性の心窩部から右下腹部に移動する腹痛、Lanz点とMunro点に圧痛あり。
虫垂炎を疑いましたが、採決ではCPR.WBC上昇なく、CTでも虫垂腫大を認めず、
患者さんのエピソードやCT上著明な便塊貯留を認めたことから便秘症の診断で帰宅となりました。
内科の先生からCTでの虫垂の同定についてレクチャーしていただき、読影の重要性を実感した一例でした。
後輩が1人で小児科の患者さんを帰していて頼もしかったです。

12月△日(1年 成人担当)

walk in のアナフィラキシーショックが来ました。
食事制限がないと学校や学童に届け出ておらず、膨疹や鼻汁、咳そうがあってもほっておかれてしまった症例でした。