救外日誌2024.01.30
2023年 12月
12月◯日
発熱呼吸苦など内科2件、めまい、脳卒中などで脳外10件と多かったです。
12月◯日(2年生)
産婦当直で膣壁血種はじめてみました。
産後の縫合不全による右膣壁血種が10㎝程度出てきました。
Hb10g/dl程度で貧血はなくバイタルも安定していたため、輸血は必要ありませんでした。
採血は難儀で、本人が怖がっていたり、凝固は真空管の分注管でとると再採血を依頼されたりと大変でした。
入院時指示も産婦人科独特で困惑したし、病気の勉強だけではなく、
日常の細やかなことに気を払わなければいけないのも医師の仕事なのだなと再認識しました。
12月◯日(1年生)
日中は他の病院が開いているので全然来ませんでした。
胸痛の人がウォークインで来て色々検査しましたが、原因不明で帰宅になりました。
他の主訴と胸痛というだけでは、あせる感じが出るなと思いました。
12月◯日(2年生)
コンスタントに来て、それなりに忙しい一日でした。
整形の左前腕痛の方は、橈骨、尺骨ともに折れていました。
骨折は2方向、多関節なら3方向。
まだまだ学ぶ事が多い救急外来です。
12月◯日(2年生)
パーキンソン病のオフ現象が来ました。
志望科なので幸せでした。
良い年が越せそうです。
結果説明のICも任せてもらえました。
そろそろ研修医の終わりをひしひしと感じます。
研修医ブログ2023.12.28
研修医1年目日記~20期生その⑧~
12月ブログ担当になりました研修医1年目Kです。
このブログは今後足立医療センターへの就職を考えている医学部5、6年生が主に読んでいると思うので
皆様が気になるであろう、クリスマス年末年始の研修医の当直や日常生活について綴ろうと思います。
まず12 月といえばクリスマスですね!
今研修医室は写真のようにクリスマスバージョンになっており季節のイベントを同期たちと楽しんでいます。

クリスマスに当直に入ることもありますが今年はプレゼント交換なども企画されており、同期同士で寂しさを紛らわせながら楽しんでいます。
年末年始は12/30-1/4まで病院が休日となっていますが、
研修医はこの期間も休日対応の当直(当日朝8:30-翌朝8:30までの24時間2年生2人、1年生2人)が連日あり、
この期間中1-2日は出勤が必要になります。
当院のER当直では休日の当直に入っても代休はありませんが、明けは引き継ぎをして帰れます。
当直は屋根瓦式で重い症例などは2年生の先輩方からの御指導も手厚く学びの多いものになっています。
また、気になる当直メシですが参考にこのブログを書くときに研修医が食べていた昼ご飯の写真を載せておきます。

1年生は2年生の先輩方からご馳走してもらえることもあり先輩方とのコミュニケーションの場となっています。
当直明けは前述の通り回っている科にもよりますがお昼までには上がることができます。
自転車で数分のところにジムやサウナ付きの銭湯などがあり明けにリフレッシュで利用しています。
もし入職されたら一緒に行きましょう!
皆様と共に働ける日を楽しみにしています!
救外日誌2023.12.22
2023年 11月
11月◯日
重症はいなくて良い日でした。
11月◯日(2年生)
久しぶりの2次救急で緊張しました。
一人立ちした1年生を初めてみましたが頼もしかったです。
11月◯日(2年生)
嘔吐を伴う頭部外傷例の多い1日でした。
久しぶりの救外で、膀胱洗浄をしました。
11月◯日(2年生)
PSVT、外傷性気胸、頭部外傷、痙攣、低血糖でした。
どれも軽症でしたが、多彩な症状のため充実した当直でした。
救外日誌2023.11.29
2023年 10月
10月◯日(2年生)
1年生一人立ちでした。
10月◯日
高齢者の転倒で確認すべき項目を勉強しました。
鑑別と問診、重要です。
10月◯日(1年生)
今日は頭部外傷ばかりきました。
一人立ちは大変でした。
10月◯日(1年生)
初めての3次当直でドキドキしました。
救急医療科の先生たちが丁寧に教えてくださったので落ち着いて対応することができました。
10月◯日(2年生)
頭部外傷ばかりでした。
今回の人は腰部脊柱管狭窄症とか電解質異常(Kとか)、ビタミン系(B1とか)の原因が考えられます。
10月◯日(2年生)
小児の頭部外傷でおさえるべきポイントは、問診事項、ナート時の局マ、消毒のやり方
10月◯日(1年生)
初めての3次当直で、1例目がCPAでした。
CPAの人のルートは難しいです。
4件目は挿管できました。
10月◯日(2年生)
重症HDPは緊急帝王切開になりうることを学びました。
頭痛があったら子癇予防にマグセント(硫酸マグネシウム)、国試の復習の機会になりました。
10月◯日(1年生)
パーキンソンで足がもつれて転倒したおじいちゃんがきました。
レントゲンをとったら上肢が折れていました。
上肢を折った人は手の指の動きと感覚もチェックして神経を損傷していないか診ることを学びました。
10月◯日(1年生)
救外で直腸診と肛門鏡を初めてやらせてもらいました。
勉強になりました。
10月◯日(1年生)
無事産まれました。
正常分娩はじめて見れました。
糖尿病合併妊娠や前置胎盤など異常妊娠も経験でき、大学病院ならではだと思います。
10月◯日(2年生)
MD twinの臍帯脱出で、一児IUFD症例を対応しました。
10月◯日(1年生)
3次当直で入院中の患者が緊急Opeになりました。
10月◯日(1年生)
慢硬の人が来ました。
歩行障害しか症状がなく、梗塞を疑ってMRIをとりました。
重症コロナの人も来ました。
CTで肺が真っ白でした。
10月◯日
気胸の外傷性は初めてみました。
救外日誌2023.10.28
2023年 9月
9月◯日(2年生)
脳外の頭部外傷で9針ナートしました。
内科志望なのに縫わせていただいて大変うれしいです。
手直しなしでした!
9月◯日(1年生)
夜間と朝に偏った当直でした。
9月◯日(1年生)
直来の方のCTを撮ったらアッぺでした。
特徴的な病歴で勉強になりました。
研修医ブログ2023.10.16
研修医1年目日記~20期生その⑦~
研修医1年目のNです。
あっという間に夏が過ぎさり、肌寒い季節になってきました。
医学生の方も見ているかと思うので、
医学生の方に向けて自分が足立医療センターで半年働いてみた後の初期研修病院選びについて
思うことを書いてみようと思います。
初期研修で個人的に大切だなと思うことはズバリあらゆることについて
自分で考えることだと思います。
よく言われることですが、
実際の臨床の現場では今までの大学でのテストの問題と違って必要な情報が問題文に書いてあるわけではないし、
明確な正解の答えがあるわけではありません。
一人一人違う患者様の状況、性格などを鑑みてどんな情報が必要かを自分で考えて、診察を行い、
必要な検査を自分で考えて、その検査結果を踏まえた上で病気の診断を自分で考えて、
ベストな治療方針を自分で考える必要があります。
優秀な皆さんであれば、指示通りに上級医が考えた検査を完璧に行い、
上級医が考えた治療方針を抜け目なく遂行することは造作もないことでしょう。
しかし自分で考え、検査や治療方針をゼロから生み出すことこそが難しいし、
初期研修のうちに身につけるべき能力のミソなのだと思います。

さて、話は変わりますが初期研修病院を選ぶにあたって一つのポイントとして
「ハイパー、ハイポ度合い」というものがあります。
医学生の皆さんはお分かりかと思いますが
平たくいうとどれくらい忙しいかっていうことですね。
昨今は働き方改革で休みの時間が担保されるようになり、
所謂ブラックな働き方をしないようにする仕組みができつつあります。
とはいえ病床数やスタッフの数は病院によって違うため忙しさは病院ごとに大きく異なります。
個人個人のキャパシティはそれぞれ違いますし、自分に合った病院を選ぶべきだと思いますが、
自分はハイパーの方が医師としての実力をつけることができるという考えは一概には正しくないと思います。
先ほどの話に戻りますが、
初期研修において個人的には考えるということが大切だと思っています。
足立医療センターは世間一般にハイパー病院と言われている病院ではありません。
そんな足立医療センターでしか働いたことがない自分の考えですが、ハイパー病院に行ってたくさん症例を経験したとしても、
自分で考えるという行為がそこになければ成長の度合いは少ないと思います(たくさんの症例を手際よく捌く能力も大切だとは思います)。
逆に所謂ハイポと呼ばれる病院に行ったとしても一人一人の患者様に対して自分で考えて診療を行うことができれば、
大きな成長が見込めると思いますし、少なくとも研修生活もヒマを持て余すようなことにはならないと思います。
こんなことを言ったら元も子もありませんが、結局は自分の意欲次第だと思います。
ハイパー病院に行ったとしても日々の忙しさに忙殺されてこなすだけになってしまったら意味ないし、
ハイポ病院に行ったとしても時間のゆとりにかまけてしまったらせっかくの考える時間がなくなってしまいます。
初期研修を半年した人間の一意見として、研修先を考える判断の材料にしていただければ幸いです。
研修医ブログ2023.10.05
研修医1年目日記~20期生その⑥~
1年目研修医のOです。
このブログをご覧になっている皆様お元気にお過ごしでしょうか。
4月から始まった研修も約半年になりました。
早いですね。
今回はこの半年で私が驚いた救急外来当直での症例について話していこうと思います。
それは5月の深夜の当直の時でした。
その時私は全身の掻痒感で搬送されてくると聞いたので、アレルギーや薬疹なのかなと考えていました。
病院に搬送時、全身の掻痒感で不穏状態だったので、皮膚科の先生に診察していただいた方がいいのかなと思ってました。
原因の精査のために2年生の先生と採血などの検査を行いました。
すると血液ガスで血糖値が30mg/dLと出ました。
明らかな低血糖だったので、急いでグルコースを静脈注射しました。
注射するとまるでそんなことがなかったように不穏状態や全身掻痒感が改善しました。
学生時代に低血糖で不穏状態になると習いましたが、本当にあるんだと驚いた記憶があります。
当院では、様々な症例を経験することができ大変勉強になります。
卒業試験や国家試験の勉強などで大変でしょうが、体調を崩さないように気を付けて頑張ってください。
来年に皆さんと一緒に働けることを楽しみにしてます。
研修医ブログ2023.09.28
研修医1年目日記~20期生その⑤~
1年目研修医のKです。
皆様このブログを見て下り有難うございます。
多くの研修医の先生が日常的な事をブログに投稿しているで、
僕は休日に外食する機会が多い事から、
足立区にあるラーメン屋を紹介していきたいと思います!
まず1件目は病院近くの二郎系ラーメンのお店です。

スープは非乳化系で野菜はくたぎみ麺はワシワシ食感でとても美味しいです!
お次は、
博多長浜ラーメンのお店です。

都内で一番有名?な豚骨ラーメン屋さんです。
スープは濃厚で臭みなく麺はプツリと切れる歯ごたえの良い麺でとても美味しいです!
(100名店だった気がします、、)
そして最後のお店は、、、、、
長岡ラーメン(新潟のご当地ラーメン)のお店です。

長岡ラーメンという種類のラーメンであり、
醤油ベースのスープに生姜の香りが香る独特なラーメンとなっております。
ビジュアルがとても綺麗なのがポイント高めです(笑)
以上僕の趣味全開のブログとなってしまいましたが、
最後に今研修を当院でしようと迷っている医学部の学生さん!
不安は色々とあると思いますが、初期研修は自分次第だと思います。
世間での評判など多々ありますが、上級医の先生は熱心に指導してくださいますし、
僕の様なコミュニケーションが苦手なタイプでも何とかやっていけてます!
是非当院に飛び込んで来て下さい!
お待ちしてます。(ラーメンも奢ります!)
救外日誌2023.09.22
2023年 8月
8月◯日(2年生)
気付いたら知らない患者さんが・・・というほど、ごった返していました。
8月◯日(2年生)
以前受け持った患者さんが亡くなったことを知り、とても悲しいです。
2年目になると昨年もっていたとか、救急外来や点滴当番で何度か会う方も増えるので、余計悲しみが増します。
あの時は元気だったのに・・・とか、退院したら孫の顔が見たいとか、色々エピソードを思い出すと目頭が熱くなってしまいます。
人の死にはいつまでたっても慣れません。
今後もそういった機会は多くあると思いますが、医療者としては毅然とした振る舞いを、ひとりの人間としては感傷にひたれるような人格でありたいです。
8月◯日(2年生)
今日は発熱、咳、頭部外傷、FN、意識障害、低血糖など・・・。
8月◯日(1年生)
くも膜下出血はじめて見ました!
救外日誌2023.08.25
2023年 7月
7月◯日(2年生)
梗塞のMRI所見、膀胱容積の計算、発熱の緊急疾患、腹部CTでみるべき所見など、1年生はぐんぐん成長してます。
7月◯日(1年生)
上級医に上申した時に意見を聞かれ、何も言えませんでした。
主訴に加えて、何を解決すべきなのか、考えます。
7月◯日(2年生)
乳腺でBP+SNをやらせてもらえました。
助手で見ているのと術者になるのでは全く見え方が違っていて、全然できませんでした。
電メスすら上手く操れなくてなえます。
もっと上手くできたらいいのに!
7月◯日(2年生)
朝から血尿で、既往が特になくエコーをしました。
カルテの書き方、血尿の鑑別、テステープの見方、頭部外傷で見逃せない疾患、慢性硬膜下血腫の所見、鑑別、失神の鑑別、脳梗塞のMRIの見方、CTでの脳梗塞の所見など、1年生はがんばりました。