2023.10.05
研修医1年目日記~20期生その⑥~
1年目研修医のOです。
このブログをご覧になっている皆様お元気にお過ごしでしょうか。
4月から始まった研修も約半年になりました。
早いですね。
今回はこの半年で私が驚いた救急外来当直での症例について話していこうと思います。
それは5月の深夜の当直の時でした。
その時私は全身の掻痒感で搬送されてくると聞いたので、アレルギーや薬疹なのかなと考えていました。
病院に搬送時、全身の掻痒感で不穏状態だったので、皮膚科の先生に診察していただいた方がいいのかなと思ってました。
原因の精査のために2年生の先生と採血などの検査を行いました。
すると血液ガスで血糖値が30mg/dLと出ました。
明らかな低血糖だったので、急いでグルコースを静脈注射しました。
注射するとまるでそんなことがなかったように不穏状態や全身掻痒感が改善しました。
学生時代に低血糖で不穏状態になると習いましたが、本当にあるんだと驚いた記憶があります。
当院では、様々な症例を経験することができ大変勉強になります。
卒業試験や国家試験の勉強などで大変でしょうが、体調を崩さないように気を付けて頑張ってください。
来年に皆さんと一緒に働けることを楽しみにしてます。