初期臨床研修について

新生児科 研修プログラム概要

理念・特徴

当院のNICUは東京都の城東地区(区東北ブロック)を担当する地域周産期母子医療センターで総病床数27床(NICU:9床、GCU:18床)を有する。
初期研修期間中に1ヵ月間、病棟内(NICU・GCU)で研修を行う。
選択科目であり、希望者に限る。

1.一般目標(一般学習目標)

(1)周産期医療における産科・新生児科相互の協力体制の重要性を理解する。

(2) 正常新生児の基本的な診察手技・評価ができるようになる。

2.個別目標(行動目標)

(1)産科データから、ハイリスク児を認知できる。

(2)出生時の児の評価ができる。

(3)予定帝王切開に立ち会う。

(4) 正常新生児の一般的養護・保育の基本を習得する。

(5) 感染防止のため、手洗いやガウンテクニックの習慣を身につける。

(6)新生児の採血手技、点滴手技を習得す

(7)家族とくに母親に育児一般について適切な助言指導が行える。

(8)NICUスタッフと協力し円滑な診療ができる。

3.研修方略(指導体制)

教授 長谷川久弥、他、講師1名、助教9名が指導にあたる。

4.評価方法

当科独自で作成した研修目標を示した表を元に評価を行う。研修終了時に、指導医が研修医と1時間程度の面接をし、評価を伝える。
各科評価シートを用い、自己評価および指導医によって評価を行う。

5.週間スケジュール

(月)~(金) 8:30~モーニングカンファレンス
9:00~診療
11:00~回診
13:00~17:00診療
(土) 8:30~モーニングカンファレンス
9:00~診療
11:00~回診
13:00 診療終了

加えて、(水)に産科医との合同カンファレンス、(水)に病棟スタッフとのカンファレンス、(土)抄読会を勤務時間内に行っている。