初期臨床研修について

産婦人科のご紹介

橋本 和法

産婦人科・周産期センターは教育病院として、また、地域の基幹病院として、 思春期から出産、更年期まで女性の一生を任せていただけるよう、誠実な、時代のニーズに対応した息の長い診療を心がけています。

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研修医を目指す方へぜひ伝えたいこと

産婦人科の進歩に応じ、広い知識、練磨された技能、高い倫理性を備えた産婦人科医を養成します。
初期臨床研修の一般研修コースでは、2年次に1か月必修科としてローテーションがあります。
産婦人科研修コースでは、より産婦人科の学びを深められるよう、1年次に2か月、2年次に4か月の研修を行います。
分娩をはじめ良性・悪性の婦人科手術、女性特有の疾患・症状への対応などを研修できます。

診療内容

診療科の構成

産婦人科

特徴および特色

産科は地域周産母子センターとして新生児診療部や他科と連携を密にした周産期管理を実施しています。正常経腟分娩からハイリスクな妊娠・分娩の管理まで、幅広く学ぶことができます。
婦人科は子宮筋腫、子宮内膜症、子宮癌、卵巣腫瘍、性器脱など良性悪性疾患の薬物療法や手術治療を学ぶことができます。最近は腹腔鏡手術、ロボット手術などの低侵襲手術も増えてきました。
不妊・内分泌疾患に関しては体外受精を除いた不妊治療、生理不順や月経困難症の診断治療、思春期、 更年期の不安愁訴の治療等を学ぶことができます。

主な検査項目

  • 内診
  • 経腟超音波検査
  • 経腹超音波検査
  • 子宮癌検査(細胞診、組織診)
  • 腟拡大鏡診(コルポ診)
  • CT、MRI
  • ホルモン検査
  • 骨密度検査
  • 子宮卵管造影検査など

主な手術・処置

【経腹手術】
子宮癌手術、卵巣癌手術、子宮筋腫手術、帝王切開

【経腟手術】
子宮頸部円錐切除術、子宮筋腫手術、子宮脱手術、子宮頸管縫縮術

【腹腔鏡手術・ロボット手術】
不妊症の診断、多嚢胞卵巣の治療、子宮外妊娠手術、卵巣嚢腫切除術、腹腔鏡補助下腟式子宮全摘手術

研修医のとある1日

初期研修では病棟での勤務が主です。指導医とマンツーマンで患者を受け持ちます。
手術日には担当の手術に入り、それ以外の日には受け持ち患者さんの診察や処置などを行います。
救急搬送や母体搬送がある時は病棟当番の医師を手伝ってみんなで対応します。

毎朝8:15~カンファレンス(温度板回診)があります。
月に2回、勉強会があり、研修医の先生にも症例発表を行って頂きます。

月曜日 8:15~カンファレンス(温度板回診)

手術日

火曜日 8:15~カンファレンス(温度板回診)

手術日

水曜日 8:15~カンファレンス(温度板回診)、8:30~周産期カンファレンス(NICUとの合同カンファレンス)

病棟業務、緊急対応など

木曜日 8:15~カンファレンス(温度板回診)

手術日

金曜日 8:15~カンファレンス(温度板回診)、10:30~産婦人科・NICUの総回診

病棟業務、緊急対応など

土曜日 8:15~カンファレンス(温度板回診)

病棟業務、緊急対応など