初期臨床研修について

内科のご紹介

部長 小川哲也教授

すべての医師が内科全般にわたる優れた技術を持ちながら、高度な専門分野の診療を行っています。在宅医療から救急医療まで幅広く網羅する総合内科として、地域の皆様から信頼される医療を目指します。

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研修医を目指す方へぜひ伝えたいこと

循環器内科、消化器内科、神経内科、呼吸器科、腎臓内科、膠原病内科、糖尿病科、血液内科、心療内科、老年病内科、感染症、血液透析のそれぞれの専門医、指導医が診療と学生、研修医、医療練士教育を担当しています。
大学病院でありながら、地域性からcommon diseaseの診療がかなりの割合を占めており、市中病院と同様の偏りのない内科研修を行うことが可能な一方、症例報告となるような稀な症例や興味深い症例も多く、豊富な経験が可能です。また、卒前・卒後の医学教育を重視して医局会での症例検討会、毎週金曜日の各科専門医のランチョンセミナーなどで、総合内科として質の高い診療レベル維持に努めています。

診療内容

診療科の構成

総合内科(循環器内科、消化器内科、神経内科、呼吸器科、腎臓内科、膠原病内科、糖尿病科、血液内科、心療内科、老年病内科等の各科専門医を含みます)

特徴および特色

各専門医がそろった総合内科形式であり、専門領域を超えて単一の科で診療を行っているため診療連携・協力体制が円滑かつ密に行えております。救急から慢性期疾患まで幅広く扱っており、高い専門性を有するだけでなく、幅広い総合診療能力をもつ内科医を育成しております。各診療科の垣根がなく、アットホームな雰囲気です。

主な検査項目

  • カテーテル・血管造影検査(心臓[右心・左心カテーテル検査、冠動脈造影、電気生理]、大動脈・末梢血管)
  • 超音波検査(心臓[経胸壁・経食道]、腹部・骨盤、甲状腺、頸動脈、末梢動静脈)
  • 内視鏡検査(上部、下部消化管、気管支鏡検査)
  • 連続血糖モニタリング(CGM)
  • 生理学的検査(心電図、運動負荷心電図(マスター、トレッドミル)、ホルター心電図、24時間自動血圧測定(ABPM)、脈波伝播速度(PWV・ABI)、肺機能検査
  • 簡易的睡眠時無呼吸検査、脳波など)
  • 神経系の電気生理学的検査(筋電図、神経伝導検査、体性感覚誘発電位など)
  • 心肺運動負荷試験(CPX)
  • 自律神経機能検査(起立試験、ヘッドアップティルト検査、発汗機能検査など)

主な手術・処置

経皮的冠動脈インターベンション(PCI)、末梢動脈形成術(EVT)、カテーテル・アブレーション(心房粗動・PSVT)、ペースメーカー・植込型除細動器(ICD)・心室再同期療法(CRT)植え込み術、一時的心臓ペーシング、電気的除細動、下大静脈フィルター留置術、内視鏡的ポリペクトミー(胃・大腸)、イレウス管挿入、経皮的透析用シャント作製術、腹膜透析用カテーテル植え込み術 血液浄化療法(血液透析、腹膜透析、アフェレーシスほか)、胸腔穿刺・ドレナージ、腹腔穿刺・ドレナージ、心嚢穿刺・ドレナージ、腰椎穿刺、経皮的腫瘍生検、腎生検、骨髄穿刺・生検 など

研修医のとある1日

内科研修では入院患者のマネージメントが主体となります。
毎朝、受持患者をラウンドし症状の変化や新たな訴えなどを把握します。各診療班別のカンファレンス・ミー ティングなどで患者の状態や前日施行された検査結果について指導医とディスカッションします。
日中は受持患者の指示出し、検査等の立ち会い、診療録記載などの病棟業務を指導医の指導の下に行い ます。週に2-3名の新規入院患者の受持になります。病棟・外来での手技がある場合、指導医のもとで実施・ 見学します。
また、曜日によっては研修医向けのレクチャーや全職員向けの講習会があり、参加していただきます。

8:15~8:45

診療班のカンファレンスや抄読会に参加 受持ち患者の呈示など

各診療班により曜日が異なります。研修医は自由参加の場合もあります

8:45~8:55

朝のミーティングに参加

受持入院患者にイベントなどがあった場合、当直医からの報告があります

9:00~12:00

受持入院患者の指示出し、検査結果の確認 新規入院患者の診察、指示出し、病歴記載など

12:00~13:00

昼休み 研修医向けレクチャーがある時は参加

13:00~17:00

受持入院患者の指示出し、検査結果の確認、診療録記載

17:00~18:00

医局会への参加(火)、診療班の症例カンファレンスへの参加