初期臨床研修について
形成外科のご紹介
部長 八巻 隆 教授
形成外科とは、機能回復とQOLの向上を目的とする外科です。生まれつきのものや、
外傷や癌切除術などで変形した体の表面を、機能回復だけでなく形態も正常に近い状態に再建することを目的とします。医局員一同、真心こめて、信頼される医療を目指し全力をつくす所存です。
研修医を目指す方へぜひ伝えたいこと
新専門医研修制度における足立医療センター形成外科は”東京女子医科大学 形成外科研修プログラム”の連携施設として機能します。
実際の研修は連携施設内で行います。
診療内容
診療科の構成
形成外科
健康保険適応疾患を中心とした形成外科全般の治療や入院治療を中心とした治療
美容医療部
自費疾患を中心とした美容医療
特徴および特色
足立医療センター形成外科では形成外科全般に対する治療のほか、小児レーザー治療、創傷ケア外来を設けています。美容医療部では保険診療に加え、しみ、しわ、たるみなどに対して、最新の医療用美容機器を導入した美容医療を行っております。
主な検査項目
- 下肢静脈疾患の超音波診断。
- 下肢血行不全に対する皮膚灌流圧(SPP)診断。
- 表在皮膚腫瘍の超音波診断。
主な手術・処置
皮膚の良性および悪性腫瘍:年間200例以上の手術を行っています。
鼻、頬など顔面の打撲、骨折:顔面骨骨折、鼻骨骨折、下顎骨折の治療を行っています。
やけどおよびその後遺症:4名の熱傷専門医による専門治療を行っています。
切り傷、擦り傷等の外傷
手術、ケガの創痕など傷跡の治療
体表に関連した先天異常:唇裂口蓋裂、多合指(趾)症、ロート胸などの治療を行っています。
褥瘡(じょくそう)、糖尿病、下肢の血行障害などに伴う皮膚の潰瘍
巻き爪、陥入爪
睫毛内反、眼瞼下垂:睫毛内反、眼瞼下垂などの治療を行っています。
手足の外科:特に、切断症例に対しては、顕微鏡下再接着術を積極的に行っています。
癌切除後の再建:乳癌切除後の乳房再建をはじめとして、癌切除後の再建をマイクロサージャリーを用いた遊離組織移植を行っています。
下肢静脈瘤
赤あざ(苺状血管腫、単純性血管腫など)、青あざ(太田母斑、異所性蒙古斑など)に対するレーザー治療:レーザー外来にて最新レーザー装置にて治療を行っています。
研修医のとある1日
水;術前カンファレンス
木;病棟カンファレンス
月-土;病棟回診
月-土;外来
月-土の8:30-9:00
入院患者さんの回診、手術後処置
毎日行います。
水の7:30-8:30
手術前カンファレンス
次週の全身麻酔・局所麻酔の手術症例全症例の検討を行います。
木の8:00-8:30
病棟カンファレンス
入院患者さんの総括、問題点の抽出を検討します。
水の13:30-17:00
外来での手術
局所麻酔手術を行います。
月・火・金の13:00-17:00、木の9:00-17:00
中央手術室での手術
全身麻酔手術を行います。
月-土の9:00-12:00
外来診療
通院患者さんの診療を行います
月-金の17:00-17:30
病棟回診
入院患者さんの回診。土曜日はお昼に行います。