初期臨床研修について

皮膚科のご紹介

部長 梅垣知子 教授

皮膚は人体の表面を覆う最大の臓器であり、皮膚病変は実際に目で確認することができます。 湿疹・皮膚炎・感染症・腫瘍など皮膚に限局した疾患のみならず、内臓や全身疾患の早期発見に繋がることも少なくありません。 当院は大学病院と地域病院の両方の性格を併せ持ち、患者さんのQOL を尊重する方針の下、近隣の病院、医院とも連携を取りながら円滑な診療を目指しております。

研修医を目指す方へぜひ伝えたいこと

・皮膚は目に見える臓器です。将来どの科に進むとしても連携の重要な科であり、役立つ知識やスキルが学べます。
・研修2年目に1~2か月選択することができます。

診療内容

診療科の構成

皮膚科

特徴および特色

皮膚,爪,毛の疾患について幅広く対応しています。ほくろや悪性黒色腫などの皮膚腫瘍、アトピー性皮膚炎、湿疹、接触皮膚炎、蕁麻疹、乾癬、帯状疱疹、疣贅、爪白癬、などを多く 診察していますが、その他にも、水痘、麻しん、風疹、梅毒、薬疹、掌蹠膿疱症、水疱症(天疱瘡、類天疱瘡)、膠原病などあらゆる皮膚疾患を学ぶ機会があります。

特殊外来として、ダーモスコピー、真菌、乾癬、画像外来を設けています。
特にダーモスコピーによる診断に力を入れています。
乾癬、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹に対して生物学的製剤療法を行っています。

主な検査項目

  • ダーモスコピー
  • 真菌鏡検、培養
  • 皮膚生検
  • パッチテスト

主な手術・処置

皮膚生検、皮膚腫瘍切除術・植皮術
外用処置、液体窒素療法、イオントフォレーシス、原発性腋窩多汗症に対するボトックス注射療法など

研修医のとある1日

月曜日:教授回診
火曜日:病理プレチェック
金曜日:病棟回診、症例検討会、医局会

8:30

病棟回診

病棟班毎に、担当患者の診察、処置を行います。

9:00

外来

主に初診外来で、問診と診察、処置を行います。

13:30

手術、皮膚生検、パッチテスト、専門外来など