初期臨床研修について

卒後臨床研修プログラムA 〔基本コース〕

研修プログラムの実際とローテーションの原則

研修開始直後の12週以上は、内科、救急部門(救急医療科(三次救急))および麻酔科か、8週以上の外科系診療科と4週上の小児科のいずれかの研修を充てる。その内、オリエンテーションや基本手技等を習得するための研修セミナーを2週程度実施する。内科12週以上、救急部門(救急医療科(三次救急))6週以上、麻酔科(ICU4週以内を含む)6週以上、外科系診療科8週以上と小児科4週以上を必修研修とし、研修1年目に修了することを原則とする。なお、外科系8週以上のうち、4週以上を希望する外科診療科で研修することもできる。
地域医療4週以上、救急部門(ER)4週以上、産婦人科4週以上、精神科4週以上、一般外来4週以上を必修研修とし、研修2年目に修了することを原則とする。なお、一般外来研修期間中に、地域研修先の協力施設にて数日、外来研修を行うことができる。
2年次研修のいずれかの診療科(分野)で12週以上連続の研修を希望する場合は選択研修期間で優先的に配分する。残る28週以上は選択研修とし、研修医の判断に従って研修不充分な内容の補填や将来の専門分野への研修を開始する。研修診療科は研修医が選択するが、研修の実効を挙げるため研修ローテーションの順番は可能な範囲で研修センターが調整を行う。
原則として研修期間全体の52週以上は管理委員会を設置する東医療センターにおいて研修を行う。協力型臨床研修病院での研修希望者(2年次選択研修)は原則としていずれかの病院で4週程度とする。臨床研修協力施設(地域保健等)での研修は原則として4週程度とする。
研修期間全体を通じ、各科症例検討会、病院CPC、研修セミナーへ一定以上出席することを必須とする。
研修開始2年目の12月までに3年目以降の進路を決定し研修センターへ報告すると同時に、研修の達成度を自己評価し、その後の卒後臨床研修が円滑に継続出来るよう指導を受けることが出来る。

1)基礎研修(2週程度)

研修先配属前の2週で、他学出身者が円滑に研修を実施出来る様、また診療行為に直接関与する最初の時期だけに医師の心構えを含むオリエンテーション及び最小限の基本手技を習得する研修セミナーを行う。研修セミナーは管理委員会と研修センターが企画し実施する。

2)必修研修(68週以上)

厚生労働省令による必修研修とカリキュラム内容を経験するため、内科24週以上、救急部門10週以上(1年次で救急医療科(三次救急)を6週以上、2年次でERを4週以上)、麻酔科(ICU4週以内を含む)6週以上、地域医療4週以上、外科8週以上、小児科4週以上、産婦人科4週以上、精神科4週以上、一般外来4週以上を必修研修とする。ローテートする順番は研修実務経験可能な研修医数を考慮して研修センターが調整する。救急部門の1年次は三次救急を担う救命救急センター(救急医療科)に所属して研修する。

3)選択研修

2年間の研修期間内で医師として修得すべき全てを研修するのは困難であるが、医師としての視野を広げ生涯研修の姿勢を学ぶために、研修医本人に選択権を持たせるという当初の考えを尊重し、基本的には最低4週の研修期間を設定する。
研修目標に到達したと判断した研修医は将来の専門領域に向けての研修を開始することが可能である。この期間に、検査部門・リハビリテーション部門や臨床医として将来の基礎に寄与しうる病理部門での研修も可能な体制を整えている。
いずれかの診療科(分野)で12週以上連続の研修を希望する場合は選択研修期間で優先的に配分する。

卒後臨床研修プログラムA 〔基本コース〕年間スケジュール

研修内容と期間を以下の表に記載する。研修ローテーション/基本コースは研修希望者の選択を可能とするが、受け入れる診療科の事情や研修の実効性を上げるため、研修希望者の人数や研修時期を卒後臨床研修センターで調整する。

一年次の研修ローテーション〔基本コース〕

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研修医(16名) 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
パターン1-①
(定員2名)
内科 外科系必修 外科系選択 小児科 内科 救急部門
(救急医療科)
麻酔科
パターン1-②
(定員2名)
内科 小児科 外科系必修 外科系選択 内科 麻酔科 救急部門
(救急医療科)
パターン1-③
(定員2名)
内科 救急部門
(救急医療科)
麻酔科 内科 外科系必修 外科系選択 小児科
パターン1-④
(定員2名)
内科 麻酔科 救急部門
(救急医療科)
内科 小児科 外科系必修 外科系選択
パターン1-⑤
(定員2名)
外科系必修 小児科 内科 救急部門
(救急医療科)
麻酔科 内科
パターン1-⑥
(定員2名)
外科系必修 小児科 内科 麻酔科 救急部門
(救急医療科)
内科
パターン1-⑦
(定員2名)
救急部門
(救急医療科)
麻酔科 内科 外科系必修 外科系選択 小児科 内科
パターン1-⑧
(定員2名)
麻酔科 救急部門
(救急医療科)
内科 小児科 外科系必修 外科系選択 内科
  • 一年次と二年次は各々別々に選択パターンの希望調査を行い、卒後臨床研修センターで調整を行う。
  • 一年次の必修科目(厚生労働省令)である救急部門研修では救急医療科(三次救急)で1.5ヵ月行う。また、同時期に麻酔科で1.5ヵ月研修(必修)を行う。
  • 一年次の外科系必修研修は外科系(外科,呼吸器外科,心臓血管外科)の中の1診療科を選び研修する。
  • 一年次の外科系選択研修は外科系(外科・呼吸器外科・心臓血管外科・脳神経外科・泌尿器科・整形外科・形成外科)の中の1診療科を選び研修する。
  • 外科研修と同時期に小児科を1ヵ月研修(必修)する。
  • 外科研修が研修開始時となるパターン1-⑤、1-⑥に関しては、外科系必修2ヵ月とする。

二年次の研修ローテーション〔基本コース〕

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研修医(16名) 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
パターン2-①
(定員1名)
地域医療 選択科目 精神科 選択科目 救急部門(ER) 選択科目 一般外来 産婦人科
パターン2-②
(定員1名)
産婦人科 地域医療 選択科目 精神科 選択科目 救急部門(ER) 選択科目 一般外来
パターン2-③
(定員1名)
一般外来 産婦人科 地域医療 選択科目 精神科 選択科目 救急部門(ER) 選択科目
パターン2-④
(定員1名)
選択科目 一般外来 産婦人科 地域医療 選択科目 救急部門(ER) 選択科目 精神科 選択科目
パターン2-⑤
(定員1名)
選択科目 一般外来 産婦人科 地域医療 選択科目 精神科 選択科目 救急部門(ER) 選択科目
パターン2-⑥
(定員1名)
選択科目 一般外来 産婦人科 地域医療 選択科目 精神科 選択科目 救急部門(ER)
パターン2-⑦
(定員1名)
選択科目 一般外来 産婦人科 地域医療 選択科目 救急部門(ER) 選択科目 精神科 選択科目
パターン2-⑧
(定員2名)
選択科目 救急部門(ER) 選択科目 一般外来 産婦人科 地域医療 選択科目 精神科
パターン2-⑨
(定員1名)
精神科 選択科目 救急部門(ER) 選択科目 一般外来 産婦人科 地域医療 選択科目
パターン2-⑩
(定員2名)
選択科目 精神科 選択科目 救急部門(ER) 選択科目 一般外来 産婦人科 地域医療 選択科目
パターン2-⑪
(定員2名)
救急部門(ER) 選択科目 精神科 選択科目 一般外来 産婦人科 地域医療 選択科目
パターン2-⑫
(定員2名)
選択科目 救急部門(ER) 選択科目 精神科 選択科目 一般外来 産婦人科 地域医療
  • 二年次の必修科目(厚生労働省令)である地域医療は在宅医療も併せ1ヵ月研修する。また、救急部門(ER)にて1ヵ月研修を行う。
    なお、基本コースでは2年次に産婦人科、精神科、一般外来を1ヵ月研修(必修)を行う。
  • 精神科必修は東医療センターで1ヵ月研修あるいは東医療センターと東京女子医科大学病院を半月ずつ研修のどちらか希望になる。
    ただし、定員の関係で希望にそえないこともあり得る。
  • 協力型臨床研修病院での研修希望者は原則として いずれかの病院で1ヵ月以内とする。
  • 一般外来研修期間中に、地域研修先の協力施設にて数日、外来研修を行うことができる。
  • 臨床研修協力施設(地域医療等)での研修は原則として1ヵ月以内とする。