初期臨床研修について

骨盤底機能再建診療部のご紹介

部長 巴 ひかる 教授

高齢化社会に伴い、より快適な毎日を過ごせることが望まれます。排尿障害や骨盤臓器脱など、生命にはかかわらなくても治療できることは治療して、生活の質を高めましょう。一般的な治療から最先端の治療まで取りそろえています。

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診療内容

診療科の構成

女性泌尿器科・排尿機能障害・一般泌尿器科

特徴および特色

女性の頻尿・尿失禁などを中心に、男女の排尿機能障害、骨盤内臓器の異常に対して精査し加療します。たとえば、子宮脱はメッシュを利用して経膣的あるいは腹腔鏡を用いて、子宮を摘出せずに治療します。

主な検査項目

  • 尿流動態測定検査(ウロダイナミックスタディー):
  • 尿流量測定、残尿測定、尿道内圧測定、膀胱内圧測定、直腸内圧測定、内圧尿流検査
  • 鎖膀胱尿道造影
  • 膀胱鏡
  • 腎盂尿管造影、逆行性尿管造影
  • 腹部超音波検査、経直腸的前立腺超音波検査、CT検査、MRI検査

主な手術・処置

腹圧性尿失禁根治術:
中部尿道スリング手術(TVT手術・TOT手術)

骨盤臓器脱(膀胱瘤・子宮脱・直腸瘤・小腸瘤・膣断端脱)修復術:
経腟的メッシュ利用膀胱脱修復術、子宮位置矯正術、直腸瘤修復術、膣断端脱修復術
腹腔鏡下仙骨膣(子宮)固定術

間質性膀胱炎に対する治療:
膀胱水圧拡張術、経尿道的潰瘍凝固術、膀胱内DMSO注入療法

難治性過活動膀胱に対する手術治療:
仙骨神経刺激装置植込術

男性腹圧性尿失禁に対する手術:
人工尿道括約筋埋め込み術

前立腺肥大症に対する手術:
経尿道的前立腺切除術

膀胱腫瘍に対する手術
経尿道的膀胱腫瘍切除術

研修医のとある1日

病棟患者回診 → 外来診察・処置 → 特殊検査
病棟患者回診 → 手術 → 術後管理 

am 8:00 ~ 8:30

抄読会・勉強会・学会予演会など

珍しい症例があれば、学内外の研究会などで症例報告として発表していただくことがあります。

am 8:00 ~ 9:00

病棟患者の回診

カルテ記載や指示出しをします。

am 9:00 ~

外来診察の予診・診察の見学・外来処置

超音波検査・膀胱鏡・膀胱造影を行います。

木曜日終日

手術の助手

創の縫合閉鎖を行います。

火曜日・水曜日のpm3:00~

インフォームド・コンセント

インフォームド・コンセントの助手を務め、インフォームド・コンセントのあり方を学ぶ